不定期発行
1月1日号

原作 ルイ・ロペス
作画&管理 店主


ジャーマイン(総評)  
ジャーマイン、英国タバコのトップバッターに持ってきたタバコであるが、実のところその名前から「ドイツ(ジャーマン)のメーカー」と間違えていた。
そんなトボケた原因で、たいして期待も持たず、テイスティングの候補にもあげていなかった。
まったく、おそまつな話である。

ところが英国タバコのテイスティング計画した折、カタログを確認した事が切っ掛けになって、ジャーマインが英国のジャージー島で製造されている、由緒正しいタバコだと言う事がわかった。
しかも、色々確認してみると、そのラインアップは嬉しい事にヴァージニアブレンド中心である事もわかった。
そんな訳で、ジャーマインのヴァージニアブレンドのラインアップと、サミュエルガース、ガウィスボガードと、それぞれのヴァージニアブレンドから、メインとなりそうな辺りを選んで、比較検討してみる事にした。
その結果、「英国タバコ3 一パイプスモーカーの妄想」での仮説が産まれた訳だが、それは置いといて、ジャーマインの総評から入ってみよう。

さてジャーマインの最大の特徴であるが、それはカタログにも明記されている通り、メリーランドのゴールデンキャベンディッシュでは無かろうかと思う。
ただし、ただしである。
私が吸ってみた感想としては、「ヘイタイプのヴァージニアをベースにしたタバコの骨格」については継承され続けている、こんな印象を受ける。
さらにヴァージニアタバコについて突っ込んで書けば、結構地味なタバコ。
甘味も酸味もそれほど強くはなく、派手さに欠ける味わいである。
しかし、その分タバコらしい香り、タバコ独特の臭みが感じられる、そんなタバコがベースになっていると感じる。
良く言えば「やや武骨ながら、タバコらしいタバコ」がジャーマインの特徴であるとも言えるか。
とは言っても、メリーランドのキャベンディシュはジャーマインのメインに、厳然として存在する。
この辺りは折々触れて行く事としよう。

次にそのタバコの外観であるが、これまた古き良き時代の雰囲気を醸し出している。
まずフタを開けると缶物の定番であるタバコを包む厚紙が見えて来る。
その厚紙だが、タバコに接触する事によって、少なからず茶色に変色し始めている。
タバコのキザミもやや太めに感じるリボンカットで、シットリとした質感である。
勿論水分含有量も高い。
またタバコ葉の色調も、暗めの落ち着いた物ばかりで、浮ついた感じは皆無である。
なかなか趣のあるラインアップだ。

前ふりはこの位にするとしてそろそろ肝心のテイスティングい入る訳だが、ジャーマインのタバコを大別すると、以下の3パターンになるのではないかと考えている。
まず第一が、ヘイタイプのベースタバコを骨格にしたヴァージニアブレンド。
第二が、各種のヴァージニアをブレンドする事により、分かり易く味わい易いタバコを目指したヴァージニアブレンド。
取り敢えず、ここでは「フローラルタイプのヴァージニア」と仮称する。
そして最後が、ラタキアを加香材として使ったラタキアブレンド。
以上のグルーピングでティスティングして行きたいと考えている。
ただし諸々を検証しながらのティスティングとなりますので、銘柄のアップは多少ランダムになるかもしれません。
ノンビリとしたスタンスで、本番に入って行きたいと思います。

テイスティングノートでは、皆様のテイティング感想も掲載させて頂く予定です。
一銘柄ごとUP後に、当方までMailにてお寄せ下さい。
なお、不適当と思われるものは掲載をお断りする場合も御座いますので、予めご了承下さい。
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