第三章 |
5.タバコの味を変えた加熱式煙草 |
2013年~2016年にかけ、次々と販売が拡大した加熱式煙草であるが、若者や高所得者を中心にかなり浸透してきている。 結論として肺喫煙、いわゆる煙草を飲むと言う行為だが、現在はプルームテックにその役割を担わせている。 |
まあ、私の喫煙事情は置いておくとして、周りが次々と加熱式煙草に鞍替えして行く中、時折こんな声を耳にするようになった。 これは、加熱式煙草でタバコの本来の味を知った喫煙者の言葉だ。 |
タバコ葉はタバコ特有の成分「ニコチン」の他に、様々な香りや味わいの成分を含有している。 従って、電熱による喫煙である加熱式煙草、およそ300度と言う煙草葉が燃える手前のギリギリの温度である為、煙を出す媒体となるシガレットは若干焦げる程度である。 |
ここで、煙草葉を燃やして行われる従来の喫煙を検証して見よう。 まずは、煙草の燃焼温度から。 一般的なシガレットであるが、煙草の火はおよそ800℃とされている。 これに対し、煙草に含まれる香りや旨み成分は100℃~300℃で抽出されるが、ここで問題が生じる。 煙草の成分抽出に必要な温度、これを大きく上回る煙草の燃焼温度であるが故に、香料や旨み成分そのものも燃焼させ始めてしまうらしい。 (以前ネットで、500~600℃から、香り成分が壊れ始めると読んだ記憶がある。) すなわち喫煙に不可欠な「煙草の火」によって、煙草の香りや旨みが破壊されてしまうと言う矛盾だ。 これが先の喫煙者の言、「今まで長年煙草(シガレット)を吸ってきたが、紙巻きは煙いだけで全然美味しくない。」に繋がる。 |
ここで問題となるのが、パイプ喫煙特有の演出である煙だ。 では、煙が副産物であるとすると、何が喫煙に必要になるのか。 |
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