パイプ物語25-2 スプリングウォーター・ローズバット

25-2　スプリングウォーター・ローズバット		2003年9月01日号

今回のティスティングは、スモークインネタの「オールド　ロンドン」にでもしようかとも考えたが、国内流通では手に入りにくいタバコであるので、パウチ物の全ティスティング完了に向けて、最近元気の良いドイツ物中心にする事にした。この２品は、パウチにバーレーの表記がなく、咽越しにバーレーキック的な刺激が感じられない割には、吸い込んだ時の刺激がしっかりしている。派手な甘さなのに、タバコとしても強い、同じ着香物でも、バーレーによる喫味調整を多用するデンマークタバコとは違うと言った感想である。しかし、この手のタバコはドイツ物で良く見受けられるので、ドイツらしいタバコと言って良いだろう。

スプリングウォーター製造　ＥＣヨーロッパタイプ売価８５０円内容量　５０ｇ形態　　　パウチ包装
最近はやりのドイツ物であるが、派手なトップフレーバリングに、テカテカに甘いブラックキャベンディッシュではない。これはフォン・アイケン社である。クリスマスに限定販売された「ストレート・バニラ」同様、ややスパイシーと言うか、シナモン様のさっぱりした甘さのブラックキャベンディッシュが特徴。ブレンドはゴールデンヴァージニアのレディーラブドとブラックキャベンディッシュ。又パウチには、「ハンドブレンド、エキゾチックカット」と書かれているが、手で千切った様な、粗めでランダムなタバコが目に付く。大きめのキザミで意外と燃焼は穏やかである。着香は、バニラ　＆　フルーツとなっているが、フルーツはやや目立たない感じで、バランスが取れている印象である。ともかく結構しっかりした作りながら、爽やかな喫味のタバコである。そして、味わい一言で表現すると、心持ちトロピカルな雰囲気を持った、ココナッツ風味のケーキと言った所だろうか。煙の粗さもあまりなく、ブラックキャベンディッシュの配合率の割には、刺激的な甘さではない。中々万人向けのタバコではあるが、ココナッツ嫌いの人には向かないかもしれない。強さは少々ヘビーよりのミディアム、分かり易い香りながら、吸い易いタバコではないだろうか。

ローズバット製造　ジャーマニーヨーロッパタイプ売価８５０円内容量　５０ｇ形態　　　パウチ包装
見た目は、ヴァージニアにブラックキャベンディッシュ、そしてバラの花びらのブレンド。一見すると、ややひなびた感じの赤い花びらで、紅しょうがにも見えなくもないが、バラの花びらであるらしい。キザミは「ハンドブレンド、カントリーカット」となっている。ランダムに千切った様な粗めのカットは、ヴァージニアとブラックキャベンディッシュ。香りも、ドイツ特有のトップフレーバリング。やや、花の香りが混じる飴の様な甘ったるい臭いである。ドイツタバコ特有の、フルーツ系フレーバリングのヴァージニアにブラックキャベンディッシュと言った組み合わせだが、見た目、味わいともブラックキャベンディッシュが強い。バラの癖のある香りに対抗させる為であろうか、ブラックキャベンディッシュ特有のやや焦げ臭いと言うか、カラメル様の香りがかなり目立つ。しかし、ブラックキャベンディッシュの配合が多い分、煙の刺激は少なく、粒子も思ったより粗くはない。又、大ぶりなキザミの為、燃焼は以外に穏やである。強さはミディアム、分かり易い味わいだが、癖のある香りで（バラ）甘味も強いので、好き嫌いが分かれるかもしれない。

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25-2　スプリングウォーター・ローズバット		2003年9月01日号

今回のティスティングは、スモークインネタの「オールド　ロンドン」にでもしようかとも考えたが、国内流通では手に入りにくいタバコであるので、パウチ物の全ティスティング完了に向けて、最近元気の良いドイツ物中心にする事にした。この２品は、パウチにバーレーの表記がなく、咽越しにバーレーキック的な刺激が感じられない割には、吸い込んだ時の刺激がしっかりしている。派手な甘さなのに、タバコとしても強い、同じ着香物でも、バーレーによる喫味調整を多用するデンマークタバコとは違うと言った感想である。しかし、この手のタバコはドイツ物で良く見受けられるので、ドイツらしいタバコと言って良いだろう。

スプリングウォーター製造　ＥＣヨーロッパタイプ売価８５０円内容量　５０ｇ形態　　　パウチ包装
最近はやりのドイツ物であるが、派手なトップフレーバリングに、テカテカに甘いブラックキャベンディッシュではない。これはフォン・アイケン社である。クリスマスに限定販売された「ストレート・バニラ」同様、ややスパイシーと言うか、シナモン様のさっぱりした甘さのブラックキャベンディッシュが特徴。ブレンドはゴールデンヴァージニアのレディーラブドとブラックキャベンディッシュ。又パウチには、「ハンドブレンド、エキゾチックカット」と書かれているが、手で千切った様な、粗めでランダムなタバコが目に付く。大きめのキザミで意外と燃焼は穏やかである。着香は、バニラ　＆　フルーツとなっているが、フルーツはやや目立たない感じで、バランスが取れている印象である。ともかく結構しっかりした作りながら、爽やかな喫味のタバコである。そして、味わい一言で表現すると、心持ちトロピカルな雰囲気を持った、ココナッツ風味のケーキと言った所だろうか。煙の粗さもあまりなく、ブラックキャベンディッシュの配合率の割には、刺激的な甘さではない。中々万人向けのタバコではあるが、ココナッツ嫌いの人には向かないかもしれない。強さは少々ヘビーよりのミディアム、分かり易い香りながら、吸い易いタバコではないだろうか。

ローズバット製造　ジャーマニーヨーロッパタイプ売価８５０円内容量　５０ｇ形態　　　パウチ包装
見た目は、ヴァージニアにブラックキャベンディッシュ、そしてバラの花びらのブレンド。一見すると、ややひなびた感じの赤い花びらで、紅しょうがにも見えなくもないが、バラの花びらであるらしい。キザミは「ハンドブレンド、カントリーカット」となっている。ランダムに千切った様な粗めのカットは、ヴァージニアとブラックキャベンディッシュ。香りも、ドイツ特有のトップフレーバリング。やや、花の香りが混じる飴の様な甘ったるい臭いである。ドイツタバコ特有の、フルーツ系フレーバリングのヴァージニアにブラックキャベンディッシュと言った組み合わせだが、見た目、味わいともブラックキャベンディッシュが強い。バラの癖のある香りに対抗させる為であろうか、ブラックキャベンディッシュ特有のやや焦げ臭いと言うか、カラメル様の香りがかなり目立つ。しかし、ブラックキャベンディッシュの配合が多い分、煙の刺激は少なく、粒子も思ったより粗くはない。又、大ぶりなキザミの為、燃焼は以外に穏やである。強さはミディアム、分かり易い味わいだが、癖のある香りで（バラ）甘味も強いので、好き嫌いが分かれるかもしれない。

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