31-3 BBB

2005年5月30日号


パイプを吸い始めた当初から耳にしていたタバコであるが、本格的なイギリスタイプと思っていたので腰が引けていたのか、ついぞ試したした事は無かった。
そんな訳で今回初体験のBBBであるが、製造はドイツのメーカー「コールハス」、残念ながら昔のBBBの味は知らない。
しかし、フルミクスチャー(ヴァージニア・オリエント・ラタキア・ペリック)であるスコッテッシュミクスチャーがあるので、今回試してみる事にした。
ヴァージニアブレンドは無いものの、それぞれが個性を持ったイギリスタイプの様である、実に楽しみだ。


BBB
オリエンタルミクスチャー

製造  ドイツ
イギリスタイプ
売価  1,600円
内容量 50g
形態  丸缶
 

 
以前に紹介した「パイプ喫煙の技術」の著者ヨアキン・ヴェルダゲルが初心者向きのタバコと推薦するのが、ヴァージニアとターキッシュのブレンド。
このBBBオリエンタルミクスチャーも同じ様なブレンドであるので、非常に楽しみである。
早速興味津々で開缶して、香を確認、意外にも着香系の匂いを感じる。
アレッと思いながらタバコレビューを確認すると、ブレンド内容はヴァージニア、ターキッシュ、ブラックキャベンディッシュ。
オリエントの中でも糖臭の強いターキッシュを中心にして、ブラックキャベンディッシュを少量ブレンドし甘い香を更に高める。
どうやらこのオリエンタルミクスチャーは香重視のブレンドの様である。
味わいはその名前の通り、独特のドメスティク感のある糖臭、もう少し分かり易く表現すると、乾いた土の香。
葉巻の香が、湿った感じの堆肥や赤土等すると、オリエントの香は黄土色のやや砂っぽい雰囲気である。
それに、線の細い尖り気味の甘さが加わり、膨らみのある独特の甘さを演出している。
さらにブラックキャベンディッシュが甘味を付け加えているが、このブラックキャベンディッシュには干しブドウっぽいものを感じる。
もしかするとこのブラックキャベンディッシュ、フルヴァージニアを模したものかもしれない。
全体としての感想は、香中心で分かり易いものの、ヴァージニアのタバコ感はあまり強くは無い、バニラ抜きのシルクロードに近いタバコと言った印象だ。

BBB
イングリッシュミクスチャー

製造  ドイツ
イギリスタイプ
売価  1,600円
内容量 50g
形態  丸缶
 
 

 
本格的なイングリッシュミックチャーで、きめ細かい喫味の中に、豊かな芳香も持ち、クールな味わいです。
この様な謳い文句を頭に入れて缶を開ける。
タバコの香りは、飛鳥、レッドラッパリー等と同じ様に、ラタキアとオリエントの糖臭が細い線で立ちあがって来る。
さらにジックリ香を観察すると、上記の2品に比べ、軽めでサッパリした印象である。
この印象は実際に火を点けてみても変わらない。
ラタキア独特の燻臭を含んだ甘味と、オリエントの線の細い糖臭、結構分かり易く、吸いやすいタバコである。
しかし、良く味わっていると、やや中低域が希薄な感じがする。
ヴァージニアのタバコ感も、オリエントの土系の味わいもあまり強くは出てこない。
「ん〜軽くて吸いやすいイングリッシュブレンドだな」と思いながらタバコレビューで確認して少なからず驚いた。
ブレンド内容は、ヴァージニア(メリーランド)、バーレー、ターキッシュ、ラタキア。
ラタキアにターキッシュ、香を立たせるイングリッシュミクスチャーのブレンドだ、そこまでは見当がついたが、本格的イングリッシュミクスチャーだと思っていたので、バーレーのブレンドには全く意識が無かった。
ブレンドを確認してから改めてタバコの味わいを確かめてみると、確かに最近のドイツ物やアメリカ物で良く見かける、バーレー入りのイングリッシュブレンドと同系統の味わいが感じられる。
それが、飛鳥やレッドラッパリー等に感じるウェットなヴァージニアの甘味を押さえ、軽めでサッパリ系のタバコを演出している。

BBB
スコッティッシュミクスチャー

製造  ドイツ
イギリスタイプ
売価  1,600円
内容量 50g
形態  丸缶
 

 
バージニアとオリエントがベースで、ペリク、ラタキアが味付けで配合されている、典型的なスコティッシュミクスチャーです。荒々しいが、深いコクのあるタバコです。
ヴァージニア、ケンタッキー、オリエンタル、ラタキア
クラシカル・スコティッシュミクスチャーとの説明であるが、スコティッシュミクスチャーの解釈は二つに分かれるようだ。
一つ目は、以前にも書いたがヴァージニア中心のブレンドに洋酒の着香を施したもの。
銘柄で言えば、マックバレンのミクスチャーやスウィートダブリン、ダヴィドフのスコティッシュミクスチャーもこのタイプのタバコである。
二つ目が、とある英語のサイトに紹介されていた解釈であるが、そこには「ラタキアやペリック等を多用し、香を重視したイングリッシュミクスチャー」と言った旨の事が書かれていた。
その説明からすると、このBBBのスコティッシュミクスチャーはまさに、二つ目の解釈のスコティッシュに該当する。
ブレンドの内容は、私達ネット仲間の間で「フルミクスチャー」と呼ばれているイングリッシュミクスチャーで、ヴァージニア、ラタキア、オリエントにペリックを加え、まさにフルの内容のブレンド構成となっている。
従って、BBBのフルミクスチャーの観点からテイスティングすべく、まず最初にタバコの香りを確認する。
第一印象はラタキア香がかなり弱く、その分ややペリックが目立つブレンドだ。
たぶん、日本で販売されているフルミクスチャーの中では、一番ラタキアの配合率が少ないであろう。
BBBのイングリッシュミクスチャーが、ラタキアとターキッシュの独特な甘い香を立てるブレンド構成だとすると、このスコティッシュミクスチャーは、ラタキア、オリエント、ペリックをバランス良くブレンドしたタバコと言えそうである。
さらに実際に吸ってみると分かるが、イングリッシュミクスチャーが、タバコとしては軽い仕上がりであるのに対し、これはバーレーより喫味の強いと言われているケンタッキーが使われているので、タバコ感もそれなりにシッカリしている。
香についても、使われているのはターキッシュではなくオリエントである。
従ってオリエントの糖臭ではなく、線が太く落ち着きのあるラタキアの演出に回っている。
ミディアムより少々強めなタバコ感に、強くは無いが線が太く落ち着きのあるラタキア。
ストロングと言ったタバコの強さでは無いものの、決して高域に香が立つブレンドではなく、フルボディーなまとまりを持ったタバコである。
そこにペリックの漬物系の酸味が加わって中々旨いタバコになっている。
総評としては、香の構成要素がそれぞれに立つイングリッシュブレンドではなく、それぞれのタバコがバランス良く一塊になり、やや煙の粗い「マクレーランドのビネガータバコ、ラタキア風味」に近い味わいになっている。

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