19-2 オルスボ

2002年10月25日号


入手の容易さとリーズナブルな価格帯のオルスボであるが、特に今回のお題とは関係ないのだが、次回のお題とリンクする部分があるので、取り上げてみた。
三銘柄に共通する特徴であるが、いやみが無く、ハッキリした甘味の、デンマークらしいタバコである。
しかも、袋の色と、その味わいのマッチングが非常によく、それぞれの色をイメージできる味わいだと思う。
そしてこの三銘柄の寸評であるが、お汁粉で例えてみると、砂糖のみで作ったシルバーと、隠し味に塩を入れたゴールド、ブラックと言った所である。

シルバー

製造 デンマーク
ヨーロッパタイプ
売価 800円
内容量  50g
形態   パウチ包装

 

ブラックキャベンディシュ中心のたばこで、見た目は真っ黒に近く、香りは強い甘さであるが、ニコチンは弱い。
キャベンディッシュは、香りこそ強いタバコであるが、ニコチンと言うか、煙の刺激と言うか、喫味事態はかなり軽くなると思う。
しかし、シルバーメタリックな外装に、ブラックよりも黒い色のタバコ、最初は少々疑問を感じるが、実際に火を付けてみれば納得が行く。
そしてその味わいであるが、キャラメル香がストレートに出てくる感じで、かなり甘い香りなのだが、くどい甘さではない。
タバコそのものもかなり軽い印象で、しかもサッパリしている、舶来のキャラメルと言った所だろうか。
ちょうど、隠し味に塩を使っていないお汁粉の様な味わいで、甘味は強いが、線は細いと言った印象を受けた。
咽ごしは、煙が細かくライトであるが、ハッキリした甘さを持ち、初級者でも分かり易いタバコである。
キャラメル、又は、バニラフリークには良さそうなタバコだ。


ゴールド

製造 デンマーク
ヨーロッパタイプ
売価 800円
内容量  50g
形態   パウチ包装

 
名前の示すとおり、かなり艶のある甘味、ゴールデンな味わいをイメージさせるタバコである。
そして、このタバコをインターネットのタバコレビューで調べると、ビスタチオを使っているとの記載である。
その為かナッティーな感じ、しかも結構脂っこい系の甘さである。
そしてこの、後味にバターの小さな固まりを食べた様な刺激がある、オルスボのゴールドを一言で表現すると、バタースカッチと言えそうである。
煙が細かく辛味は少ないが、ヴァージニアをブレンドしている為、シルバーに比べるとやや喫味は重く、ミディアムライトあたりだろう。
オルスボ三銘柄の中では、デンマークの黄金率に一番近いタバコで、初級者にも分かり易いタバコである。
ブラック

製造 デンマーク
ヨーロッパタイプ
売価 800円
内容量  50g
形態   パウチ包装



 
名前はブラックなのであるが、タバコ葉の色はシルバーよりやや明るい。
その代わりと言っては何だが、味わいは中々落ち着きのある甘さである。
これも、インターネットのタバコレビューで検索して見ると、へーゼルナッツを使っていると書いてある。
確かに、ゴールド同様、ナッツ感はあるものの、バターを感じさせる艶っぽさではなく、落ち着いてやや枯れた感じと言うか、スパイス感のあるブラックキャベンディッシュと言った趣に感じられる。
そして、このヘーゼルナッツであるが、現在では日本で購入できない、アンフォラのリッチアロマにも、ブレンドされていた様である。
私が昔読んだ、アンフォラのパンフレトには「何処かなつかしい、秋を感じさせる味わい」と書いてあったと記憶しているが、オルスボ・ブラックは、今は無きアンフォラのリッチアロマに、近い味わいなのかもしれない。
ただしアンフォラの方が、もう少し独特の癖があった様に記憶しているが。
こんな味わいのブラックは、初級者から落ち着いた味を好む人まで楽しめるタバコと言えよう。
そしてタバコの強さであるが、これもゴールド同様、ミディアムライトと言った所である。

 次号へ

目次へ戻る


トップページへ戻ります 1つ前にページへ戻ります メニューページへ

当サイトは、リンクフリーです。ただし、サイト構造を無視したリンクはご遠慮願います。
リンク先は、必ずトップページ https://www.lsando.com/でお願いします。
リンクしたら、「リンクさせたよー」のメールをお願いします。

未成年者の喫煙は禁じられています。
あなたの健康を損なうおそれがありますので、吸い過ぎに注意しましょう。
喫煙マナーを守りましょう。タバコのフィルターは自然界では分解しません。

ホームページ上の全てのファイルは、リビングショップ安藤(有)に帰属します。無断で、使用する事を禁じます。
L.S.A(リビングショップ安藤)ホームページ
Copyright (C) LivingShopAndo  All Rights Reserved