パイプの長所・短所その3

2001年9月07日号


(タイプ)

紙巻きしか経験の無い人には、わかりにくい事だと思うが、パイプタバコには色んな種類の分類が有るのである。
そして、その差が分かり易く、バリエーションも豊富なので、パイプタバコを選ぶ上で、楽しみの一つとなっている。
まず最初にタイプがあり、加工時に香料と、原料のタバコにバーレー葉を使わない、タバコ本来の重厚な味わいとされるイギリスタイプ、香料を多様し、主にバーレー葉を使う、軽く初心者向けと言われているアメリカタイプ、そしてイギリスタイプと、アメリカタイプの中間と言われていて、最近もっとも元気のあるヨーロッパタイプの3種類に分けられる。
さらにダニッシュ、ダッチ、ミクスチャー、ラブド等、細かく様々な分類もされているが、正確に書く自信が無いので割愛させていただく。
そしてキザミであるが、リボン・シャグ・ラフ等色々あるが、イギリスタイプに良く見られる、俗称(板物)と言われているものが面白い。
と言っても、800円前後のリーズナブルなパイプタバコには、残念ながら存在しないのである。
そして、高価な葉を使い、タバコの水分含有量の高いイギリスタイプに良く見られる板物は、乾燥厳禁なので、50gで1,000円を越える、真空(バキューム)処理された、缶物しか売っていないのである。
しかしその形状は様々で、 厚焼き玉子を、薄くスライスした様な物、金太郎飴をスライスしコイン状にした様なもの、幅10cm長さ50cm厚さ2mm程の、まさに板状のタバコをそのまま巻いた物等があり、さらに板物とは違うが、小さな角砂糖の様にキューブカットされた物まである、まったく見ているだけで楽しくなる。
さらに価格の面で比べてみると、1袋40gで 480円とお手ごろなものから、1缶100gで 4,000円と、最高級のものまで選択の幅は広く、経済的に豊かになったら、いつかは吸ってみたいと言う、夢を持てるラインアップである。

イギリスタイプ
ダンヒル・マイミクスチェア965
アメリカタイプ
キャプテンブラックゴールド
フレイクカット
ダンヒル・ライトフレイク
(こだわり)

これは長所か短所か判断の付きにくい問題なのだが、パイプには、葉巻にも紙巻きにもない、こだわりがあるのである。
それは喫煙具、特にパイプである、確かにパイプの他にもアクセサリーは色々あるのだが、パイプにかける情熱に及ぶものではない。
私と言えど安物には違いないとは言え、何本も持っている。
吸うのはタバコの葉、なのだから1本か2本もあれば事足りそうなものであるが、そうはいかない。
ビリアードを持っていたとすると、今度はベントがほしくなり、次はブルドック、そしてやれローデシアンだアップルだとなり、ついでにコーンパイプも1本なんて事になってしまう。
そしてこれが中々楽しいのである。
大きいのや、小さいの、でっぷりしたパイプに、スマートなパイプ、つい色んなタイプのパイプをくわえ、鏡の前でニンマリしてしまう、我ながら阿呆だと思う。
ただし、こうしてパイプにこだわり始めると、手に負えなくなる、やれメヤシャウムだ、キャラバッシュだ、ハンドメイドのファンシーパイプ、あげくの果てに、自分で作り始める人も少なくない。
そして、そういった凝ったパイプに限って、お高いと来たものである。
まったく、奥が深く面白いとも言えるが、貧乏人には酷な話には違いあるまい。


(技術)

喫煙技術に関しては、こだわりと見れば長所となるが、パイプをこれから始める人にとっては、障害にしかならないので、ここでは短所として取り上げてみた。
喫煙技術、たぶん極めれば1回火を点ければ、特に苦労をする事も無く、1時間は楽しめる様になる。
しかし、現実はそうは問屋が卸さず、パイプ喫煙の取っ掛かりである、パイプにタバコを詰める所から、つまずくものである。
堅く詰め過ぎて吸い込みづらくなる、詰め方が不均一で片燃えしてしまう、かと思うと詰めがユル過ぎて上手く燃えてくれない等、まったく味わいを楽しむどころの騒ぎではない。
さらにパイプ喫煙でスモーカーを苦しめるのが、舌の荒れである。
パイプはクールスモーキングが理想とされているが、パイプ喫煙にソコソコなれて来た人でも、気を付けないと、つい煙をホットにしてしまう。
そして、それに構わずバンバン吸っていると、すぐに舌を荒してしまう事になるが、これが結構痛いのである。
どんな感じかと言うと、熱いシチューをウッカリ口に入れてしまい、舌をヤケドした時と同じで、パイプで舌を、しこたま荒してしまった場合、少しの間だが、熱いものや辛い食べ物は、食えたもんじゃない。
その上、パイプは構造上、煙が舌に強く当たるので、紙巻きや葉巻に比べ舌を荒し易いと思うので、特にこの事は肝に命じていてほしい。
しかし中々難しい喫煙ではあるが、ドラマーが右手と左手を別々のリズムで叩ける様に、仕事に熱中しながらも、特に意識しないでパイプをくゆらせる、と言った境地まで達する事が出来れば、たぶんあなたの時間は、煙と共にある事となるだろう。

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